これから一人暮らしを始める時
物件契約
当然ではあるが、まず新しく住む為の物件を契約する必要がある。家賃や細かい希望条件で絞り込み希望に近い部屋を探そう。3月など引っ越しシーズンは物件の申し込みが多くなるので、早めに物件を決めておいた方が良いかもしれない。
必要な荷物の梱包・発送(引っ越し準備)
無事に物件が決まったのなら、引っ越し準備に取り掛かる。
引っ越し先に持って行って引き続き使う家具や家電、その他細かい物がある場合はダンボールなどに梱包して宅急便で新住所宛てに送っておけば良いだろう。車を持っている人は、少量の荷物なら引っ越し当日に一緒に持って行っても良いかもしれない。
転出届け・転入届け
現在住んでいる地域の役所で転出届け(転居届け)を出す必要がある。そして引っ越しが終わったら、引っ越し先の地域の役所で転入届けを出す。
転送届け
郵便物の転送届けを出しておいた方が良い。
今現在住んでいる場所(実家など)に届く郵便物を新しい住所地へ転送してもらう為の手続きで、専用の用紙が郵便局にあり、それに必要事項を記入し窓口に提出する事で手続きを行える。手続きは無料である。
カギ受け取り
入居当日、不動産会社へ行って部屋のカギを受け取る。
カギの受け取り時間については、あらかじめ不動産会社から都合のいい時間を聞かれるかと思うので不動産会社と打ち合わせて都合のいい時間に受け取る。
電気会社・ガス会社・水道局へ連絡
カギを受け取り、部屋に入ったら「電気・ガス・水道」を使用し始める為にそれぞれ電気会社、ガス会社、水道局に電話を行う必要がある。(物件によっては連絡が不要な所もある。)それぞれの連絡先は、入居の際にもらう資料(しおり)などに載っている事が多い。
連絡の際に必要な情報
- 氏名
- 電話番号
- 住所、物件名、部屋番号
- 「(電気、ガス、水道を)使い始めたい」旨
など。
インターネット回線の契約・工事
後日で良いが、インターネットを使用したい人はインターネット回線の契約をする必要がある。申し込みはネットから行える。
まず工事日の日程を決め、工事が終わったらインターネットが使用出来るようになる
一人暮らしを辞めて実家に帰る時
アルバイト先を辞める(必要がある場合)
実家から遠い場所でアルバイトを行っており、実家に帰ると同時にアルバイト先を辞める場合は、アルバイト先に「アルバイトを辞める」旨を連絡しなければならない。
特に何の手続きも無く辞めれる場合もあれば、場所によってはアルバイト・パートでも退職手続き(専用の用紙に必要事項を記入)を行わなければならない場合もある。
>>>フリーターが一人暮らしを始めるきっかけ、実家に戻るきっかけは何だろう?
退去連絡
現在契約して借りている部屋を解約しなければならない。
部屋を解約したい場合は不動産管理会社に電話などで連絡する必要があり、退去日は連絡した日から一か月後となる場合が多く、実際に退去する日の最低一か月前までには退去したい旨を管理会社に連絡する必要がある。例えば1月1日に今住んでいる部屋を解約したい場合、その一か月前、すなわち前の年の12月1日までには管理会社に連絡を入れる必要がある。
電気会社・ガス会社・水道局へ連絡
必ずしも退去日が決まった後すぐに行う必要は無いが、退去日までに「電気・ガス・水道」を止めてもらう為にそれぞれ連絡する必要がある。連絡はそれぞれの電気会社、ガス会社、水道局に行う。それぞれの連絡先は、入居の際にもらう資料などに載っている事が多い。
連絡の際に必要な情報
- 氏名
- 電話番号
- 住所、物件名、部屋番号
- 退去日
- 「いついつに(電気、ガス、水道を)止めて欲しい」旨
- (必要に応じて)転居先の住所
など。
インターネット回線の解約
インターネット回線を契約していた人は、回線会社に連絡して解約の手続きを行う必要がある。
通常、ネット回線の料金は日割では無く月額となっている。また、更新月以外に契約を解除する場合、別途解除料がかかる。
不要な家電・家具の処分、必要な荷物の梱包・発送
家電・家具
まず、大きく重い家電・家具などは
- 処分する物
- 実家に持ち帰って引き続き使う物
に分けて、処分する物は処分してしまった方が引っ越しの際に楽である。処分方法としては、「リサイクルショップへ売る」か「粗大ごみとして出す」、「リサイクル料金を支払って指定の場所へ出す(家電)」などとなる。ここでも、特に家電など退去直前まで使用する物を急いで売ってしまわないよう気をつけたい。
退去直前まで使用する可能性の高い物
- テレビ
- 冷蔵庫
- エアコン
- 電子レンジ
- 給湯ポット
- 洗濯機
など。
地域によっては、粗大ごみは一般のごみ回収日には回収しておらず、個別に業者に収集を依頼したりクリーンセンターなどへ持ち込んで処分する必要がある場合がある。業者に収集を依頼する場合、別途料金がかかる。自身で持ち込む場合は基本的に無料だが、重さや大きさによって料金を支払わなければならない場合もある。 また、テレビ(液晶、ブラウン管)、冷蔵庫、洗濯機、などの家電は粗大ごみとして出せない(家電リサイクル法)。売ってしまうか、郵便局などでリサイクル料金を支払い指定の場所へ持ち込む、もしくは収集してもらう。
その他必要な荷物
その他の細々とした物も
- 処分する物(売る物)
- 実家に持ち帰って引き続き使う物
に分けて、引き続き使うものに関してはダンボールなどに梱包して新住所宛てに送っておけば良いかもしれない。車を持っている人は、少量の荷物なら退去する際に一緒に持って行っても良いかもしれない。
フリマアプリ(サイト)、ネットオークションどちらで売る?
いらない物を売るにしても
- フリマサイトやネットオークションを始めとしたネットサイト
- BOOK OFFをはじめとした実店舗
で売る方法があるが、どちらで不用品を売ってしまうのが良いのだろうか?
ネットは多少面倒な作業あり
実店舗で不用品を売る場合でも
- 身分確認書の提示
- 氏名、住所、電話番号など個人情報の記入
を行う必要があるが、フリマアプリ(サイト)で不用品を売る場合は、
- アカウントの作成
- 身分確認書のアップロード、もしくは郵送
- 商品の写真撮影
- 商品説明文入力
- 商品の梱包、発送手続き
などを行う必要があり、少々面倒な作業が増える。普段からこれら作業に慣れている人なら、ネットでも問題無くスムーズに不用品売買を行えるだろうが、そうでない場合は結構面倒に感じるかと思う。
ネットの方が実店舗より高く売れる可能性はあり
ただ、フリマアプリ(サイト)やネットオークションを利用し不用品を売れば、実店舗で売るより高く売れる可能性は充分ある。
基本的に実店舗で不用品を売る場合、買い取り価格はかなり安くなる。物にもよるが、数百円や数十円なんて普通である。また、実店舗で不用品を売る場合は自分で値段はつけられないが、ネットで不用品を売る場合、「自分で値段をつけられる」と言った利点もある。
転送届け
郵便物の転送届けを出しておいた方が良い。
今現在住んでいる物件に届く郵便物を新しい住所地へ転送してもらう為の手続きで、専用の用紙が郵便局にあるので、それに必要事項を記入し窓口に提出する事で手続きを行える。手続きは無料である。
転出・転居届け
まず、現在住んでいる住所地の役所で転出・転居届けを出し証明書を貰う。その後、新しい住所地(実家)に引っ越しが完了したら、役所で転入届を行う。
部屋清掃
特に汚れや損傷がひどく気になる場合は、退去の何日も前からその部分を集中的に掃除しておいても良いかもしれない。が、特にそうでもない場合は、荷物を全て運び出した後に軽く全体的に掃除する程度でも良いかもしれない。
特に決まりは無いので、個人個人で好きなように行えば良いかと思う。
カギ返却
いよいよ退去の最終段階となる。部屋の荷物を全て出して準備が整ったら、部屋の鍵を返却する。
最近では退去の際に立会が必要無い物件も増えており、「退去の際に部屋の鍵をポストに入れてくれればOK」と言う場合も少なくない。また、立ち合いが必要無くともカギは管理会社に出向いて返却しなければならない場合もある。それぞれ、管理会社に指示に従おう。
この後、管理会社が部屋の使用状況などを確認し清算となる。