生活していく上で、月々の支出を把握する事は大事になってくる。だが、手書きで家計簿をつけて行く場合、買い物の度に家計簿(やノート)に購入したものや金額を記入していかなければならず途中で面倒になってしまう事もよくある。
「家計簿をつけて日々の支出状況をしっかりと把握はしたいが、いちいち買った物を家計簿に記入していくのは面倒」と、言ったような人の場合はレシート貼り付け型家計簿の方が手書きの家計簿よりも簡単でおすすめである。
レシート貼り付け型家計簿とは?
レシートで把握できる支出はレシートで管理
通常の家計簿は、
- 食費
- 日用品
- 家賃
- 通信費
などの支出や給与などによる収入をボールペンなどで家計簿に記入していくものだが、レシート貼り付け型家計簿はレシートで支出を把握出来るもの、例えば
- 食費
- 日用品
などに関しては、ボールペンで記入せず家計簿にレシートを貼っていって管理するものだ。(レシートが無い物に関しては記入していく。)
手書きの家計簿よりも圧倒的に簡単&楽
普通、買い物をすればレジでレシートをもらう事になる。そして、そのレシートがそのまま家計簿代わりになるので、手書きで家計簿をつけて行くよりも圧倒的に簡単で楽だ。
だが、「財布がかさ張るから」、「別に必要無いから」と今までレシートを貰わなかったり、貰ったとしてもすぐに捨ててしまっていた人もいるだろう。
そのような人達は、これからはレシートをちゃんと受けっとって行く事にすれば良い。
レシート貼り付けは家計簿以外(ノート)でもOK
このレシート貼り付け型家計簿をつけて行く場合、レシートを貼りつける物は必ずしも家計簿で無くても良い。
例えば、A4のノートを買ってきてそこに貼りつけて行ってもOKだ。
レシート貼り付け型家計簿のメリット
レシートを家計簿などに貼りつけて月々の支出を管理するレシート貼り付け型家計簿の場合、通常の手書きで記録していくノーマルな家計簿と比べて
- 家計簿をつけるのが簡単・楽
- 過去の買い物での購入履歴をチェックできる
- 食生活の偏りを確認出来る
- 時間短縮になる
と、言ったようねメリットがある。
家計簿をつけるのが簡単・楽
先程も書いたが、レシート貼り付け型家計簿の場合、買い物をした際にレジで受け取るレシートをそのまま家計簿などに貼りつけて行くので、いちいち購入した商品や値段(支出額)を家計簿に記入していく必要が無く、手書きの家計簿と比べて記入する時間も手間もかからない。
過去の買い物での購入履歴をチェックできる
レシート貼り付け型家計簿の場合、レシートをどんどん家計簿などに貼っていく為、当然買い物の度にレシートがストックされていく。
レシートなので当然商品名や値段、買った数が細かく記録されており、レシートを見返せば過去の買い物での購入履歴を全てくまなくチェックする事が可能だ。
食生活の偏りを確認出来る
「過去の購入履歴がくまなくチェックできる」と、言う事は、例えば食品に関して言えば
- 自分が一体どんな商品を頻繁に買っているのか?買い過ぎは無いのか?
- 栄養は偏っていないか?足りない栄養素は何か?
などと言った事もチェック可能となる。
職についても個人個人味の好みがあり、食生活の偏りと言うものは自分では意外と気づきにくい場合もある。
後からレシートを通して自分の購入履歴を振り返る事で、客観的に自分の食生活を見直す事が出来る。
時間短縮になる
レシート貼り付け型家計簿の場合、レシートを貼るだけなので、いちいち購入した商品や金額を記入していく場合に比べ圧倒的に家計簿に費やす時間は短くなる。
レシート貼り付け型家計簿の管理の仕方に関して
レシートの貼り付けには何を使う?
レシート貼り付け型家計簿では、買い物をする度にボールペンなどで家計簿に支出内容を記入するのではなくレシートを貼っていく訳だが、レシートを貼りつける際はセロハンテープでものりでもどちらでもOKだ。自分の使いやすい方を選択すれば良い。
レシート貼り付けの順番
レシートは、基本的には日付順に派て行けば良いかと思う。また、
- 食費
- 日用品
など、項目別に分けて貼っていけばより見やすいだろう。
クレジット売上票レシートに関して
もらうかどうかは店舗や利用金額で違う
店舗によって異なるが、買い物の際にクレジットカードで支払いをした場合、通常のレシートとは別に「クレジットカード売上票」と、言うレシートを貰う事がある。また、デビットカードで支払いをした場合でも同様に「クレジットカード売上票」を貰う機会がある。
クレジットカードなどの利用明細はネットでも確認出来る為、「これらのレシートはいらない」と、すぐ捨ててしまっている人も少なくないかもしれない。が、しっかり取っておく人もいるだろう。
クレジットとデビットのレシートは分ける?
クレジットカードでの支払い分のレシートとデビットカードでの支払い分のレシートを分けることで、
- デビットカード:すでに口座から引き落とされた金額(これから支払う必要が無い金額)
- クレジットカード:これから口座引き落としされる金額(用意しておかなければならない金額)
をしっかり把握する事が出来る。ただ、クレジットカード利用明細はネットでも確認出来るので捨ててしまっても困る事は無い。
レシートがごちゃごちゃになってしまった場合の見分け方
管理人がクレジットカード、もしくはデビットカードを利用して買い物をした際には、「CARDNET」と記載された売上票を貰う機会が多い。
この「CARDNET」の売上票は、クレジットカードを支払いに利用した場合、デビットカードを支払いに利用した場合、どちらにしてもほぼ同じレシート(売上票)をもらう事になり、一旦ごちゃごちゃになってしまうと見分けがつきにくくなる。
カード番号(CARD NO.)で判断
本来は、レシートを貰ったら忘れない内に整理してしまった方が良いが、何かしらの事情ですぐに整理できずごちゃごちゃになってしまう場合もあるかもしれない。
そのような場合は、レシート(売上票)の上の方に記載されているカード番号(CARD NO.)で見分けるのが確実かと思う。
下4ケタの照らし合わせ
カード番号の箇所には、利用したカードの下4ケタの番号のみが表示されているかと思う。この下4ケタを持っているカードと照らし合わせれば、クレジットカードかデビットカードかが判断出来る。
それぞれのレシートの管理の仕方
家計簿などに貼りつける場合
クレジットカード、デビットカードの各売上票を家計簿などに貼りつける場合は「クレジットカードのレシートはこのページ。デビットカードのレシートはこのページ」と、言ったようにページ自体を分けてしまった方が見分けやすいかもしれない。
貼りつけずに保管する場合
家計簿などに貼りつけず保管しておく場合は、バラバラにならないようにクレジットカードのレシートならクレジットカードのレシート。デビットカードのレシートならデビットカードのレシートをそれぞれ、月単位か週単位(この辺りは個人個人のさじ加減)で一まとめにしてホッチキスかのりで止めておくのがおすすめだ。
各項目を見やすくするには?
レシートで家計簿を付ける場合でも、各項目を見やすくした方が後から整理しやすい。
項目ごとにマーカーをひく
例えば、食費を
- 主食
- 副食
- 調味料
- 嗜好品
- 外食
- 給食
と、細かく分けて管理する場合、各項目ごとに色違いのマーカー(蛍光ペン)をひいていけば見やすくなる。
お店で貰ったレシートをとりあえずとっておいて、後から家計簿整理の際に細かくチェック&マーカーをひいていくのだ。そしてその際、各項目別にあらかじめ色を決めておいて、項目ごと決まった色のマーカー(蛍光ペンなど)をひいていけば見やすくなる。
例えば、
- 主食→黄色
- 副食→緑
- 調味料→オレンジ
- 嗜好品→ピンク
と決めたとする。そうするとレシートにマーカーをひいていくと下記のようになる。
お米5Kg 1800円
パン×2 200円
惣菜A 200円
ハム 200円
マヨネーズ 150円
ケチャップ 200円
りんごジュース 100円
ビール×5 600円
家計簿の各項目にもマーカー
また、これはやってもやらなくてもどちらでも良いかと思うが、もし家計簿が
- 主食費
- 副食費
- 調味料
- 嗜好品
- 外食費
- 給食費
と、項目別に分けて記載する事が出来るタイプの物なら、家計簿の各欄にも先ほど決めたマーカー(蛍光ペン)の色をひいていくと、レシート上のマーカーの色ともリンクして分りやすくなるはずだ。
家賃や保険など、あらかじめ月々の支払額が決まっている固定費は仕方が無いとして、食費や日用品購入費などの変動費はやりくりの仕方次第でどれだけでも節約する事が可能である。
これら変動費を節約するなら、あらかじめ前の月の終わりか月の始めくらいに一か月の予算を決めておき、家計簿などに記載しておくのがおすすめである。そして、月々の変動費予算は気持ち低めに設定する事をおすすめする。
月々の予算は低めにするべし
食費や日用品購入費などは、いくら予算を設定した所で毎回毎回その予算内で上手くやりくりできるとは限らない。
ちょっとした衝動買いを重ねてしまった結果、予算をオーバーしてしまったり「たまには贅沢がしたい」と、言う気持ちから少々高めの買い物をしてしまったり、と言ったような事を経験した事がある人も少なくないかと思う。
必ずしも予算内でやりくりできるとは限らないのだから、(特に予算内でやりくりする自信が無い人は)初めから予算を低めに設定しておくのが得策かと思う。
万が一予算を超えても想定の範囲内に収まる
例えば月々の食費目標を3万円にする場合、予算の設定は3万円ピッタリでは無く2万6000~8000円程度と少し少なめに設定しておく。
あらかじめ予算を数千円程度低めに設定しておけば、もし実際の買い物で多少予算を超える衝動買いが多くなっても許容範囲内に収める事が出来る。