進学や就職を機に上京する予定で(もちろん、それらのきっかけ関係無く上京する人達も)「これからの都会での一人暮らし」に胸を躍らせている人達も少なくないかもしれない。期待に胸を躍らせるのは自由だ。
この記事では、「とあるフリーターが都会での一人暮らしで感じた事」をリアルに綴っていこうと思う。
都会には何も無い
住む価値はあるのか?
結論から言って、「都会に住む価値」は感じられなかった。
最初は都会での暮らしに期待していた部分が少なからずあった。「都会に行けば何かあるのではないか?」と。だが、実際住んでみると期待していたような事はほぼ無く、ストレスが溜まるばかりであった。
都会は「背景」が装飾されただけ
そもそも、人々が都会に「煌びやかな生活」を連想させる要因は何だろう?
個人的に1番の要因は「背景」、つまり街を構成するあらゆるもの。デパート、百貨店、ブランド品店、オフィスビル群や雑居ビル、複数車線にもなる道路、有名人が写った巨大広告、人々の群衆、などがその要素に当たるかと思う。また、個人個人が身にまとう服などもこれらに該当するかもしれない。
だが、背景に大きな違いはあるものの「田舎にいようが都会にいようが、人間の本質に大差は無い」と個人的には感じた。「都会」と言う背景が人間1人1人を大きく見せているだけであり、「人間そのものにそこまで違いは無い」。
>>>フリーター哲学<都会と言う「背景」と人間の欲望:福祉の最大化に従順な人間行動」
お金は貯まらず、ストレスが溜まるばかり
「ストレスが溜まらずにお金が貯まる」状況なら最高だったのだが、真逆になってしまった。
個人的には、「人口密度が高い事に起因するストレス」があまりにも多すぎた。元々の人口密度の何倍にもなる場所で暮らす事がこんなにもストレスになるとは、初めは想像していなかった。
そして、過剰な人口密度の高さは「ストレス」と言う悪影響だけでなく「機会損失」と言う人生の大きなマイナス要因も伴っていた。
>>>【体験談】フリーター一人暮らしで我慢した事と変わった事リスト
やはり、実家も悪くない
やはり、一人暮らしを経験してみて改めて実家の良さに気がつく。
家事が面倒
やはり、まず家事が面倒であった。慣れればなんてことは無いが、いくら慣れても「家事に時間を奪われる」という事実に変わりは無い。
>>>地方実家住みニートと東京一人暮らしフリーター、どちらが幸せなのか?
孤独
これも精神的に大きなマイナスであった。
街に出ても知らない人ばかり、そして知らない人ばかりに囲まれながらこなす仕事。家に帰れば1人。都会で1人暮らしを始めて「幸せ」を感じる瞬間が圧倒的に減ったように思える。
満員電車に乗らなくて良かっただけマシ
そんなフリーター一人暮らし生活ではあるが、いくつかある良かった点として「満員電車に乗らずに済んだ」事が挙げられる。
幸い「都心の会社に勤めて~」みたいな生活では無いので、通勤ラッシュの満員電車によるストレスは避ける事が出来た。これにより、人生から不必要なストレスを排除し、人生の質を高める事が出来た。