引っ越しを行うとなると、それなりの金額がかかってくる。よく、巷で言われている相場としては「家賃の3~5カ月分」の間くらいではないだろうか。当然、これら引っ越しにかかる費用は「少しでも安くできるのなら安くしたい」と考えている人が多いだろう。
引っ越しでかかってくる費用は大きく、「引っ越し自体にかかる費用(荷物の運送)」と「賃貸物件契約時の(初期)費用」に分けられ、2の賃貸物件契約時の(初期)費用では、
- 仲介手数料
- 鍵交換費
- 除菌・消毒代
などは交渉次第で安くしてくれる場合がある。
仲介手数料
仲介手数料とは?
初期費用には、敷金・礼金、仲介手数料、鍵交換費、保証料、保証委託料、除菌・消毒代など様々な物が存在する。そんな初期費用の中でも仲介手数料は、多くの物件に盛り込まれている初期費用だ。
仲介手数料は、入居者と賃貸物件の仲介を行った仲介業者に支払われる物になる。仲介業者からしてみれば、この「仲介手数料を安く抑える、無料にする」と言うのは売上的に痛いのではないだろうか。
キャッシュバックキャンペーンもあり
この仲介手数料を直接「安くして欲しい」「無料にして欲しい」とダメ元で頼んでみるのも良いかもしれない。意外にOKしてくれる場合もあるかもしれない。
また、「仲介手数料キャッシュバックキャンペーン」と言う物を行っている仲介業者も存在する。また、全ての物件で無いにしろ「特定の物件の契約成立の際には、仲介手数料をキャッシュバックしてくれる」と言ったパターンもあるかと思う。こう言った物件を狙うのももちろん有りだろう。
鍵交換費
そもそも、なぜ鍵交換を行う?
そもそも鍵交換を行うのは、「鍵をそのままにしておくと前に住んでいた住人に鍵を開けられる可能性がある」などの理由である。賃貸物件の場合、基本的に退去時に鍵を返却する事になっている。が、合鍵を作っている場合もある。安全面から考えて、鍵交換が行われる事になる。
鍵作成本数を少なくしてもらう
鍵交換費用も、物件によっては交渉してみる事で安くしてもらう事が可能である。
鍵交換自体をキャンセルするのではなく、鍵交換時に作成する鍵の本数を少なくしてもらう方法だ。作成する鍵の本数を減らす事で値段を下げてくれるケースがある。
除菌・消毒代
そもそも本当に必要なのか?
賃貸物件を契約する際の初期費用として盛り込まれる事のある「除菌・消毒代」。部屋が綺麗になって安心して使えるようになるイメージもあるが「除菌・消毒」は本当に必要なのだろうか?
賃貸物件のホームページで賃貸物件の詳細を眺めていて気づいた事がある。敷金・礼金0円の物件に「除菌・消毒代」が初期費用として入っている確率が高い、と言う事だ。そして、敷金・礼金を取る物件には「除菌・消毒代」が入っていない確率が高い、と言う事だ。
仲介業者はある程度の初期費用を取ろうとする
つまりどう言う事かと言うと、名目こそ「敷金・礼金」や「除菌・消毒代」と違うが、仲介業者は初めからある程度の額を初期費用として取ることを前提として物件を紹介している。商売なので、当然と言えば当然だ。
普通に住むには問題無かった
管理人は除菌・消毒を行わなくとも新しい物件に問題無く住んだ経験がある。
除菌・消毒を行わなくても綺麗かどうかはもちろん物件にもよるだろうし、どの程度まで我慢できるかも個人個人によって違うので一概には言えない。ただ、「住み心地どうのこうのより、まずは初期費用を抑えたい」と言うような人は交渉を検討してみても良い項目かと思う。
「どうしても部屋を除菌・消毒してもらってからの方が良い」と言う人は、除菌・消毒代を支払う事にはなるが、除菌・消毒を行ってもらえばいいだろう。
現金で初期費用が払えない場合
また、「現金では初期費用が払えない」場合の対処法として「クレジットカードで支払う」と言った手もある。(申し込み物件がクレジットカード払いに対応していない場合でも、家賃、初期費用がクレジットカード払いに対応していない場合の対処法があるので、参考に。)