まとめ買いしない方が節約になる?まとめ買いした月との生活費比較

買い物の仕方については、それぞれ自分なりの買い物方法があるかと思う。

また、まとめ買いについても「まとめ買いした方が節約になる」と言う意見、「まとめ買いしない方が節約になる」と言う意見両方があり、どちらかを否定するつもりは無い。どちらが節約になるかは、その人のやりくりの仕方によって変わってくるからだ。

この記事では、「企業にまとめ買いをさせられる例」「まとめ買いが節約に繋がらない理由」「まとめ買いしても節約できる可能性が高い人」「まとめ買いすべきでない人」まで考え、また「管理人がまとめ買いしなかった月とした月の生活費の比較」について触れて行く。

 

企業にまとめ買いさせられる例

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買い物の際は出来れば、「目的の商品のみを最短距離で購入し、他の商品の誘惑にとらわれない」事が余計な出費を防ぐ1つの策になる>のだが、実際、実店舗・ネットショップを問わず「消費者に少しでも多くの買い物をさせる為の仕組み」と言うものは、あちこちで多くみられる。

 

2つ購入すると2つ目が半額、○○%OFF

「1つ何か商品を購入したら、2つ目の同じ商品、もしくは同じカテゴリーの商品が安くなる」と言うものだ。管理人の経験から言えば、洋服屋で結構このようなキャンペーンが行われている。

確かに、同じ(ような)商品が安く買えてしまうのでお得と言えばお得だ。だが、本来ならば1つ購入すれば良かった物を余計に購入する事になる。初めから、「その商品が複数欲しかった」「余分に購入した分も上手く使っている」のなら問題は無いが、「余分に購入した分をほとんど使わない」など、ガラクタ化しているのならその買い物は失敗かもしれない。

初めから1つだけ購入していれば、当然1つ分の商品の値段だけ払えばよく、結果的にその方が出費は抑えられる事になる。

 

送料無料にする為のまとめ買い

「○○○○円以上購入で送料無料!」

ネットショップで買い物をする際によく見るものだ。

 

確かに、数百円~数千円程度の買い物700円~1000円強の金額の送料を支払わなければならないのは少しもったいない気がする。なので、送料が無料になる金額まで「必要ではない物」「本当に必要かどうか分らない物」を買い物かごに入れて買い物をしてしまう。このような経験がある人も少なくないかと思う。実際、管理人もこのような経験は多くある。

 

確かに送料分は得をした気分になるが、問題は「送料を無料にする為に購入した物」「本当に必要な物」なのか「ガラクタになってしまう可能性のある物」なのか、と言う点だ。

普段からよく使用する日用品など「本当に必要な物」「生活の中で役立つ物」ならば、その買い物も無駄では無いと言えるだろう。だが、ただただ後先を考えず「衝動的に購入した物」の場合は、結局ほとんど使わずにガラクタになってしまう物が多い。

そのような衝動買いが多い人は、送料を支払ってでも本当に必要な物だけを購入する習慣をつけても良いだろう。

 

まとめ買いが節約に繋がらない理由

まとめ買いした商品を使いきれるとは限らない

特に食料品の場合は、まとめ買いする前に「その食料品を賞味期限内に使いきれるかどうか」を考えた方が良い。

せっかく単価を抑えて安く購入したとしても、使いきれずに「気付いた時には賞味期限切れ」。と言うような状態では、せっかくまとめ買いで1個当たりの単価を抑えて購入した意味も無くなる。

このような事を防ぐには、食料品を買ってきたら「すぐに調理してしまって、すぐに冷凍する」と言う対策方法もある。

ストックしてあると消費量が増える

これも特に食品や飲料に言える事だが、家にストックとして大量に置かれている事で、「特に必要も無いのに何となく食べる(飲む)」と言った事や、「お腹は満腹なのについつい食べてしまう(飲んでしまう)」と言った行動が増える。

初めからストックしていなければ、物理的にこのような事は出来ないが、「家の中」と言うすぐ手の届く範囲内にストックがある事でこのような行動が増えてしまう。

 

趣味・趣向は変わる

例えば、シャンプーを1年分まとめ買いしたとする。そうすると、

「1年分まとめ買い」=「1年間その商品を使わなければならない」と言う事になり、自分で商品の選択肢を狭める事になる。

1年間もあれば他のシャンプーが使ってみたくなる事も充分あり得るだろう。だが、そこで他のシャンプーを買ってしまった場合あらかじめまとめ買いしてあったシャンプーはどうなるのだろう?

「使わずにそのままストック」「1回あたりの使用料を増やすなどして早く使いきる」、最悪「使わずに捨ててしまう」といった行動が考えられる。

このような点からも、「長期間を見越したまとめ買いは時には無駄な買い物になってしまう」と言う事が言える。

 

まとめ買いしても節約できる可能性の高い人

まとめ買いは、たくさんの量の食材や日用品を1度に購入する事で、「お金」と「時間」を節約することが出来る。

まとめ買いは余計な商品まで買ってしまい、節約出来なくなる可能性もあるが、上手く財布を管理すれば当然節約できる可能性も多くある。

 

冷蔵庫・冷凍庫の空き容量を把握している

まとめ買いをする場合、冷蔵庫・冷凍庫内の空き容量をしっかり把握していた方が良いだろう。

冷蔵庫・冷凍庫内に入りきらない程の量の食料品を購入して、食材をダメにしてしまっては意味が無い。

冷蔵庫・冷凍庫内の空き容量をしっかり把握し、必要な食材を必要な量買える人はまとめ買いに向いていると思う。

 

すぐに調理出来る

まとめ買いで食材を購入する場合、買ってきたらすぐに調理してしまい冷凍保存するのも良いかと思う。

すぐにまとめてある程度の量を調理してしまい冷凍保存すれば、いちいち調理する手間も省け「時間」の節約にもなる。

 

まとめ買いすべきでない人

必要のないものをアレコレ買ってしまう

食材の場合、必要のない物アレコレ買い過ぎてしまってはお金が無駄になる。

買い過ぎてしまっても(調理した後)冷凍保存出来るものならいいが、そうでない物の場合は困ってしまう。「もったいないから」と、食材をダメにしないように無理に食べていては、一体何の為にまとめ買いしているのかよく分らなくなる。買い物に行く際は、冷蔵庫・冷凍庫内のストックを確認しておく事も大事かと思う。「何でもかんでもまとめ買い」するのではなく、「必要な物を効率よくまとめ買い」する事がポイントなのではないかと思う。

また、日用品にしても「安くなるから」と必要でもないのにアレコレ買ってしまっては結局高くついてしまう事になる。

 

冷蔵庫・冷凍庫の空き容量を確認していない

「冷蔵庫・冷凍庫が一杯で、コレ以上物を入れる事が出来ない状況なのに、よく確認せずに取りあえずまとめ買いしてしまう。」そのような傾向がある人は、まとめ買いに向いていないかもしれない。

まとめ買いをするにしても、あらかじめ冷蔵庫・冷凍庫それぞれの空き容量を確認しておく必要がある。冷蔵庫・冷凍庫で保存する必要のある物を購入する場合、空きスペースに入る分をしっかり考えて買い物をするのが望ましい。空きスペースが無いのに、必要以上に食料品を買ってしまい食品を腐らせてしまっては、その分の「お金」と「時間」両方が無駄になってしまう。

 

まとめ買いした月としなかった月の生活費の比較

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では、管理人が実際にまとめ買いした月としなかった月の生活費を比較してみたい。

 

まとめ買いしなかった月の生活費

まずは、今年のとある「まとめ買いをしなかった」月の食費と日用品費を見て行く。「まとめ買いをしなかった」月の生活費はこのようになった。(※10の位以下は四捨五入)

食費 1週間目 6700円
2週間目 4000円
3週間目 3000円
4、5週間目 5300円
合計 19000円
日用品 1週間目 2000円
2週間目 1000円
3週間目 700円
4、5週間目 2000円
合計 5700円

 

 

食費に関して

食費に関しては、このように見てみると1週間目が少々高くなってしまった。が、月2万円以内に収まった。

 

日用品費に関して

日用品に関しても、食費と同様に1、4週間目が少々高くなった。が、トータルで見れば、想定内の金額に収まった。

 

まとめ買いした月の生活費

次に、「まとめ買いをした」月の生活費を見て行く。

計画としては、「月の初めに多少多めにネットでまとめ買いをして、その後は通常より抑えた金額で実店舗で買い物をしていく」と言うものであった。(※10の位以下は四捨五入)

 

食費 1週間目 5400円
2週間目 6600円
3週間目 1600円
4、5週間目 4400円
合計 18000円
日用品 1週間目 7300円
2週間目 0円
3週間目 1100円
4週間目 1300円
合計 9700円

 

 

食費に関して

トータル的には「まとめ買いをしなかった」月より1000円安くなった。

食費に関しては1、2週間目にネットでまとめ買いをした。本来なら「1、3週目」か「2,4週目」と言うように隔週でまとめ買いを行いたかったのだが、諸事情でこのようになった。

3、4週間目はまとめ買いをせず実店舗で買い物をした。3週間目は食費を結構抑えられたのだが、4、5週間目が少々高くなった。

 

日用品費に関して

日用品に関してだが、1週間目のみネットでまとめ買いをした。「実店舗で購入するより安い」「丁度切れそうな物が多かった」事もあり多少多めに購入したので少々金額が高くついた。

それもあり、「まとめ買いしなかった」月より4000円高くなった。

 

結果

今回、「まとめ買いしなかった」月と「まとめ買いした」月の生活費を食費と日用品費に絞って比較してみて、

  • 「まとめ買いしなかった」月の生活費→24700円
  • まとめ買いした」月の生活費→27700円

「まとめ買いしなかった」月の方が3000円安くなった。

が、これはあくまで一例であって、生活状況によって月々の生活費は変わってくるし、タイミングや比較する月の選択によって「まとめ買いをした」月の方が生活費が安くなる場合も出てくるだろう。今回の比較はあくまで一例だ。

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