良い所まで行ったのに
仕事でも趣味でも「1つの事に集中して時間を注ぐよりも、色々な事に手を出してしまい、良く言えば全てそこそこにこなす、悪く言えば全て中途半端になってしまう」と言うタイプの人達も少なからずいるはずだ。どちらかと言えば、管理人もそのようなタイプかと思う。
>>>10以上の現場で働いてきたが「長く続けたい」と思えるバイト・仕事が1つも無かった件
大体の業務をそつなくこなし、良いところまで行ったのに
- 「突然面白くなくなって」
- 単純に「飽きたので」
- 「なぜ、この仕事をしているのか分らなくなって」
アルバイトを辞めてしまう。そして、また次のアルバイトを探す。
別に「このようなタイプの人は人間としてダメ」だとか言うつもりは無い。人それぞれ性格、向き不向きはある。
逆に、「1つの仕事をずっと続けているから偉い」とも言えない。例えば、「A」と言う1つの仕事を30年続けていれば「A」についての専門性は高められるだろうが、それ以外の「B」だとか「C」の仕事に関してはまったく知識・経験が無い状態であり、様々な仕事に対する柔軟性はそこまで高くないとも言える。
こんな性格的傾向があるように思える
1つの仕事(バイト)がなかなか長続きせず、色々なものに手を出してしまう人は基本的に
- 新しいもの好き
- 飽きやすい(熱しやすく冷めやすい)
- 何事に関しても広く浅くになりがち
- 要領が良い
と言う傾向があるように思える。(あくまでも、こう言った傾向があるように思えると言う事であり、必ずしも全員が当てはまるとは限らない。)
このタイプの損な点➟その道の熟練者になりにくい
このタイプの人達が損をしている点は、その仕事の「熟練者になりにくい」と言う点だ。
- 10の仕事で全て平均点(70~80点程度)の技術
- 1つの仕事で95点以上の技術
上の例で言えば、2ではなく1のパターンになってしまう事が多い。もちろん、それはそれで素晴らしい事かもしれない。
仕事に限らず、例えばゲームやスポーツでもある程度の技術を習得しようとすれば、その人自身の適正やセンス、経験や年齢など様々な条件にも左右されるだろうが、必ずと言って良いほどある程度の時間は必要になる。最初から物凄い技術を持っている人は稀で、たいていは何回も練習を繰り返し徐々に技術を身につけて行く。
技術を身につける時間の長い短いに個人差はあるだろうが、皆初めは初心者である。そして、仕事でもゲームでもスポーツでも、なにかしらの技術の上達には単純に「その事柄に関わった時間」も関係してくる。
まだ1カ月しか働いていないコンビニ店員初心者と、もうすでに10年以上の経験があるベテランコンビニ店員とではベテランコンビニ店員の方が仕事をスムーズにこなせる事がほとんどだ。
別に不可能ではないが、~数カ月程度ではその仕事の技術を大きく上達させる事はなかなか難しい。逆に、数年~十数年の間同じ現場(同じ職種)で働き続ければ、当然かなり慣れが出るだろうしノウハウもたまるはずだ。
「慣れが出る」と言う事は同時に「仕事をスムーズにこなせるようになる」と言う事にも繋がる。
毎日やる事が大体決まっている仕事なら、「何回も繰り返す内に要領を掴み、仕事のスピードが日に日に上がる」と、言う事はよくある。