フリーターから正社員を目指す上でハードルの低い2つの方法

フリーターと正社員を比較した場合、まず一番大きく変わってくる、そして多くの人が関心を持っているのは給与面に関してかと思う。

20代など若いうちは、まだ両者の時給・平均年収に大差は出にくいかもしれないが、30代・40代・50代と年齢を重ねるにつれ両者の年収に差が出てきて結果的に生涯賃金も正社員が大きく上回る結果になる。

 

もちろん、給与面以外でも仕事内容や待遇の違いも大きい物から小さい部分まで様々にある。フリーターでは生計を立てて生きづらく、「出来れば正社員になりたい」 と思っているフリーターも少なくないのではないだろうか?

 

日本では、高校・大学を卒業したばかりの新卒が正社員として採用される傾向が強い。が、新卒で入社出来なかったり、正社員になれないまま年齢を重ねて行くごとに徐々に正社員へのハードルは高くなっていく。

新卒のレールに乗れなかったフリーター、キャリアの無いフリーターがいきなり正社員を狙うのは少々ハードルが高い部分がある。が、

  • パート・アルバイトから正社員を狙う
  • 派遣社員から正社員を狙う

と、言った少々正社員へのハードルが下くなる方法もある。

 

いきなり正社員はハードルが高い

people-850097_640

日本では新卒が就職に有利

先程も述べたように日本では、高校・大学を卒業したばかりの新卒が正社員として採用される傾向が強い。そして、学歴にしても中卒よりも高卒の方が、高卒よりも大卒の方が年収・生涯賃金ともに高くなる傾向にある。が、新卒で入社出来なかったり、正社員になれないまま年齢を重ねて行くごとに徐々に正社員へのハードルは高くなっていく。

 

学歴など書面上の情報が重視されがち

一般的には、会社へ入社する際には面接が行われ、面接では

  • 履歴書の内容(学歴・職歴・資格・志望動機・通勤時間など)
  • その人の雰囲気
  • 質問の受け答え

などの判断で「採用」か「不採用」が決められる訳だが、「新卒」「何かしらスキル・経験のある人間」などが優遇されるのは間違いない。書面上の字面大きい判断要素になりがちだ。

 

正社員へなるにはこの「正社員希望としての面接を受ける」事が一般的な方法であるが、正社員になる方法はこれ1つでは無いし、新卒のレールから外れてしまったフリーターの場合、この方法は少々ハードルが高い

 

正社員登用ありのアルバイトから正社員を狙う

man-597178_640

まずは、パート・アルバイトからスタート

まずは、パートタイマー・アルバイトから正社員を目指す方法だ。

 

いきなり正社員はハードルが高くとも、まずパートタイマー・アルバイトとして採用してもらう事なら多少ハードルは下がるはずだ。

そして当然だが、パートタイマー・アルバイトから正社員を目指すなら、求人内容に正社員登用ありとの記載がある求人を狙うのがポイントだ。

求人内容に「正社員登用あり」との記載が無い求人でも、働いているうちに「正社員ににならないか?」と声を掛けられる事も珍しくない。もちろん「正社員登用あり」との記載が無い求人に応募してそこから正社員を狙う事がダメとは言わないが、「正社員登用あり」との記載がある求人の方が確実と言えば、確実だ。

 

会社・社員から信頼を得る

まず、「正社員登用あり」のアルバイト・パートの求人に応募する。無事採用され、パート・アルバイトとして働く事になれば、そこからスタートだ。

「パート・アルバイトとして採用された」ことで喜んで気を抜いていてはいけない。しばらくの間はパート・アルバイトとして真面目に働く必要がある

 

パート・アルバイトとしてでも数カ月~数年そつなく真面目に仕事をこなしていけば、会社や社員からの信頼を得る事も充分可能だろう。また、ある程度の期間働いていれば人間性も分ってくる為そこが評価されたり、社員と近しい関係になる事も充分あり得る。

この信頼を得たり、人間性を評価される事で正社員へのハードルは初めに比べればグッと下がるかと思う。

 

正社員登用を待つ

あとは、正社員へ登用されるのを待つ。運よく社員から「正社員にならないか?」と声を掛けられれば良いのだが、いくら自分が「正社員になりたい」と思っていても、自分で決めれる訳ではないので運もある。が、これも正社員を狙う1つの方法だ。

 

または、自分から「正社員になりたい」と社員にアピールする、と言うのも1つの手かもしれない。近しい関係にある社員がいる人の場合、アピールもしやすいかと思う。

 

派遣社員から正社員を狙う

cardboard-box-161578_640

派遣3年ルール

また、派遣社員から正社員を目指すのもアリだ。

 

有期雇用派遣社員は同じ職場・部署で派遣社員としては最大3年までしか働けない。

その後も同じ職場・部署で働く場合、正社員・契約社員・無期雇用派遣社員などへと雇用形態を切り替えなければならない

その際に「正社員に登用されるのを狙う」と言うものだ。

 

一旦パート・アルバイトになってから正社員を狙ってもOK

派遣から一旦就業先のパート・アルバイトになり、そこから社員登用を目指すと言うのもアリだ。

 

派遣からアルバイトはなるメリットとしては、現場にもよるが

  • 社会保険がつく
  • 交通費が出る
  • 時給が上がる
  • 有給が取得できる

などが挙げられる。(もちろん全ての人に当てはまる訳ではない。各々、派遣として働いた場合とパート・アルバイトのなった場合の条件をよく確認しておく必要がある。)

 

派遣として就業先で数カ月~数年就業していれば、先程のパート・アルバイトの場合のように信頼も得られパート・アルバイトとしての採用のハードルも下がっているだろう。

 

正社員登用を待つ

その後は、前途のパート・アルバイトから正社員を目指すパターンと同じように、パート・アルバイトとして数カ月~数年地道に働き信頼を得る。そして、正社員登用されるのを待つ。

もちろんこれは、正社員登用ありの現場であることが前提だ。

 

フリーターの就職支援サイト

自力で正社員を目指すのも悪くはないが、「フリーターの正社員への就職支援サイト」と、言うものもあるのでそれを利用してみるのも1つの手だ。

就職支援サイト情報に関しては、フリーター・既卒・大学中退者など向け就職支援サイト【現状打破したい人だけ】を参考に。また、ニートの人の場合はニートの為の就職支援サイトを参考に。

「フリーターから正社員を目指す上でハードルの低い2つの方法」への1件のフィードバック

  1. これむり。
    野球でいうと新入社員は希望的観測で
    支配下、一軍でプレイできるのに対し
    非正規は複数年3割打たないと基本上がれない。

コメントする

error: その操作は無効です