十数年前から毎年のように店舗数が増加傾向にあるコンビニであるが、管理人は以前から疑問に思っていた。
「コンビニが多すぎやしないか?果たして、こんなにもコンビニは必要なのだろうか?」と。
正確には全国で5万5620店舗(2019年12月時点)
伸びは減少しているものの
全国のコンビニ総店舗数は、2018年12月時点で55473店舗、2019年12月時点で55620店舗である。(それ以前の店舗数の詳しい推移は、【コンビニアルバイト豆知識】「ドミナント戦略」とは?を参考に。)
ここ数年の伸び率は減少傾向にあるものの、単純計算して1都道府県に1100店舗以上ある事になる。
何故、こんなにも増える?
「何故ここまで全国にコンビニが増えるのか?」と言えば、「その方が消費者にとって便利」だからでは無く「本部が儲かるから」である。(その辺りの詳しい事については、【コンビニアルバイト豆知識】コンビニ業界の黒いビジネスモデルとは?を参考に。)
そもそも何故コンビニに行くのか?
コンビニに行き買い物をする人がいる限り利益が出る。利益が出る限り、コンビニが無くなる事は無い。
「なんとなく」「近くにあるから」?
そもそも、消費者は何故コンビニに行くのだろう?おそらく
- 「近くあって便利だから」
- 「何となく、特に理由は無い」
と言ったように「特に明確な理由は無い」と言う人達が大部分を占めるのではないだろうか?(この他にも「深夜に買い物に行くから」と言う人達もいる去ろう)
イートインでの作業、雑談の為
また学生などは、
- 「イートインで友達と喋る為。宿題をやる為」
- 「イートインで(パソコン)作業する為」
と言った理由でコンビニに行く人も少なくないかと思う。
「5万5620店舗もいらない」と思う理由
十数年でこれだけ増加してきたコンビニだが、個人的には「増えすぎ。こんなに必要無い」と思う。
ドラッグストア等の「何でも屋化」が進んでいる
かつて、ドラッグストアは医薬品を中心に販売しており、家電量販店は家電を中心に販売していた。
が、今やドラッグストアでも普通に食料品から文房具、スマートフォンの充電器などの小物電化製品を売っているし、食料品を売っている家電量販店さえ存在する。日本中の様々な業界で「何でも屋化」が進んでいるように思える。
元々、コンビニはこのような「(便利な)何でも屋」の側面は極めて強い。そして、それがコンビニの強みでもあった。が、ドラッグストア等も何でも屋化してしまえば、この強みも薄れてしまうし、コンビニに行く必要は無くなる。
「新しい付加価値を提供しているのか?」が疑問
確かにATMやコピー機などは便利ではあるが、それ以外の通常の商品販売の部分で「新しい付加価値を提供しているか」と考えると疑問である。
たいがいの商品が他のドラッグストアやスーパーマーケットでも購入できる既存の商品をそれらよりも割高に販売するビジネス、
無ければ無いで別を利用する
先程挙げた、消費者がコンビニに行く主な理由の大部分を占めると予想される
- 「近くに合って便利だから」
- 「何となく、特に理由は無い」
と言ったような客層の場合、「近くにコンビニが無ければ無いで、近くの別のドラッグストアやスーパーマーケットを探して利用する」と言った人達が多いように思える。
つまり、必ずしもコンビニ買い物をする必要は無いのだ。